最近、数多くのチャットサービスが競合しています。残念なことに、これらのサービスは互換性がなく、ユーザーは利用希望のサービスごとに登録する必要があります。携帯に例えると、今現在のインターネット上のチャットは携帯会社の顧客に電話をするのに、その携帯会社と契約する必要があるようなものです。
5つか6つのアカウントを登録する希望ではないはずですから、私は英語圏の方と話すのにもっとも人気のあるサービスをリストアップしてみました。下記はその中から私のお薦めと手短なレビューです。
サービスの共通点
- 無料 ここで紹介されている全てのサービスが無料で利用できます
- テキスト・ボイス・ビデオチャット ただし、ボイスとビデオチャットを利用するには、マイクロフォン・カメラ掲載のパソコンかモバイル端末を持つ必要があります
サービスの違い
- 人気- 英語圏の方にとってサービスの人気は日本とちょっと違います
- 個人情報の公開- いくつかのサービスはメールアドレス・携帯番号・その他の個人情報をチャットの相手に公開しなければなりません
ソフト名 | 個人情報公開 | 携帯番号要 | メールアドレス公開 | 英語圏での人気 | 会社の国 | 注意 |
---|---|---|---|---|---|---|
フェイスブック | はい | いいえ | はい | 高い | 米国 | |
グーグルトーク | はい(メールアドレスの場合) | いいえ | いいえ | 低い | 米国 | |
カカオトーク | はい | はい | いいえ | 低い | 韓国 | ウィンドウズ・マックでは利用不可 |
ライン | いいえ | はい | いいえ | 低い | 日本 | |
MSN メッセンジャー | はい(メールアドレスの場合) | いいえ | はい | 高い | 米国 | |
スカイプ | いいえ | いいえ | いいえ | 高い | 米国 | たまに接続問題がある |
ヤフーメッセンジャー(米国) | はい(メールアドレスの場合) | いいえ | はい | 中 | 米国 | 日本語版なし | ヤフージャパンメッセンジャー | はい(メールアドレスの場合) | いいえ | はい | 低い | 日本 |
はい (メールアドレスの場合): チャットサービスアカウントが電子メールのアカウントの場合、そのチャットサービスのユーザーはあなたの他のアカウント(例:フェイスブック・ミクシー等)を見つけられる可能性があります。
お勧め
今すぐ連絡取りたい、一つのアカウントだけを登録したい方なら…
スカイプの登録をお勧めします。スカイプは、たまに送信速度が遅くなることはありますが、外国では広く使われています。また、スカイプはアカウント登録する時点で最低限の個人情報しか求められません。
幅広く友達を作りたい方へ
スカイプとMSNの登録をお勧めします。この二つだけでも殆どの英語圏の方と連絡取れます。
手短なレビュー
フェイスブック
フェイスブックには友達と連絡取るためのチャット機能があります。ただ、フェイスブックは既に知っている人と連絡が取れやすいようになっていて、まだよく知らない人と連絡取れるような構造をしていません。また、殆どのフェイスブックのユーザーはプロフィールにたくさんの個人情報を載せているため、まだよく知らない人にそれらの情報を公開するには抵抗があるかもしれません。
従って、相手のことがよく知っているまで、フェイスブックではなく他のサービス(例えば、個人情報を最低限しか求めないスカイプ)でチャットすることをお薦めします。
グーグルトーク
MSNと非常に似ています。Gmailのアカウントを持つ場合、グーグルトークのアカウントとして利用できます。弱点は二点ほどあります。一つ目はあまり知られていないことです。二つ目は話相手へ自分のGmailアドレスを教える必要があります。Gmailを自分の主なメールアドレスとして使っている場合は、よく知らない人に公開するのに抵抗がある方は多いと思います。
カカオトーク
カカオトークはラインに似ている韓国の会社のサービスです。しかし、ラインもカカオトークも英語圏の方にとってそれほど人気が高くありません。
カカオトークは他に弱点二つあります。一つ目はウィンドウズ・マック版はありません。二つ目は、自分の許可を求めずに自動的に電話帳に入っている全員をカカオトークの友達として登録することです。プライバシーの面からするとこのような強引的な動作は良くありません。
ライン
ラインは日本で大人気ですが、英語圏の方にはあまり知られていないから、外国人の友達を作るのにこれだけで足りないような気がします。また、ラインのデスクトップソフト(ウぃンドウズ・マック版)はまだ未熟でボイス・ビデオチャットに対応していません(テキストチャットのみとなります)。
ラインを利用するのに携帯番号を記入する必要があります(SMSで登録コードが届く仕組み)。このようなアカウントと携帯番号の連携は迷惑行為を防止するための対策と思われますが、自分の携帯番号を会社に知らせるには抵抗があるユーザーは多いと思います。
MSNメッセンジャー
MSNメッセンジャーは世界中でそこそこの人気あります。特徴の一つは、ヤフーと違って日本語版のアカウントでも英語版のアカウントでも、全ユーザーと自由に連絡取れます。
ホットメールのアカウントを持つ場合、MSNメッセンジャーのアカウントとして利用できます。ただ、もしホットメールを自分の主なメールアドレスとして使っている場合、チャットするのにそのメールアドレスを皆に教える必要があるため、抵抗がある方は多いと思います。 その場合はスカイプのようなサービスを利用した方がお薦めです。
スカイプ
スカイプは英語圏の中でもっとも使われているチャットサービスです。時々、接続問題がありますが、スカイプは数年間前からサービス提供をしていて、今はマイクロソフトの子会社になっているから、存続性が高いでしょう。
スカイプがお薦めという理由は、最低限の個人情報を記入することで簡単に登録できるからです。メールアドレスは公開しなくても良いし、携帯番号や本名を入れる必要はありません。従って、よく知らない人と連絡を取るためにスカイプが適しているに思います。もしもの時に、簡単に問題のユーザーをブロックすることができるし、万が一それでも問題があった場合は新しいアカウントを登録することも簡単です。
ヤフー(アメリカ)メッセンジャーとヤフージャパンメッセンジャー
まず、ヤフージャパンとヤフー(アメリカ)が完全に分かれている会社だということを知る必要があります。メッセージのサービスに互換性はなく、日本のヤフーのアカウントを持ってもアメリカのヤフーのアカウントを持つ人とチャットできません。
そのため、英語圏の方とヤフー上でチャット希望の場合は、アメリカのヤフーでアカウントを登録する必要があります。しかし、アメリカのヤフーは英語登録しかありません。
また、アメリカのヤフーは英語圏の方にとって大人気のサイトの一つですが、チャットサービスとしてあまり知られていません。上記の理由を考えて、MSNとスカイプがお薦めです。
ヤフーメッセンジャー(アメリカ)
ヤフージャパンメッセンジャー
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